自己破産後、普通の生活に戻るまでに何年かかった?私の人生再建の記録

「自己破産をしたら、普通の生活に戻るまで何年かかるんだろう?」

自己破産を考えている方や、これから手続きをする方にとって、これはとても気になることではないでしょうか。

私自身、自己破産を経験した当時は、

  • これから仕事はできるのか 
  • 賃貸住宅を借りられるのか 
  • クレジットカードはいつ作れるのか 
  • 結婚できるのか 
  • 住宅ローンは組めるのか 

など、これからの生活についてたくさんの不安がありました。

結論からいうと、私の場合、自己破産から約3年で正社員になり、再婚もしました。約5年後にはクレジットカードを作ることができ、最終的には住宅ローンの審査にも通りました。

そして今では、自己破産したことを普段の生活で思い出すことはほとんどありません。

今回は、私が自己破産をしてから現在に至るまでを時系列でまとめてみたいと思います。

※ここで紹介する内容はあくまで私個人の体験談です。自己破産後の生活や各種審査の結果は、個人の状況によって異なります。

目次

自己破産の手続き中は兄の家で生活

自己破産を決めるまでの私は精神的にもかなり追い詰められていました。

身に覚えのない多額の請求が届き、この先どうすればいいのかわからない状態。

弁護士さんに相談し、手続きを進めることになりました。

そんな私に兄が、

「一緒に住もう。少しゆっくりして、この先のことを考えればいいよ」

と言ってくれました。

そこで、自己破産の手続きを進めながら、兄の家で1か月ほど生活することになりました。

今思えば、この期間は私にとって大きな意味がありました。

すぐに答えを出すのではなく、一度立ち止まって、これからの人生について考える時間を持つことができたからです。

まずは仕事を探すことからスタート

1か月ほど経つと、

「いつまでも兄に甘えているわけにはいかない」

「自分の力で生きていきたい」

という気持ちが強くなってきました。

そこで、まずは仕事を探すことにしました。

最初は事務職の派遣社員として働き始めました。

この頃は、まだ「将来何をしたいのか」が明確に決まっていたわけではありません。

ただ、働きながら少しずつ自分のこれからについて考えるようになりました。

株式投資の経験から「経理職」を目指す

私は以前から株式投資に興味があり、企業の決算書を見ることが好きでした。

そこで、

「せっかくなら、これまでの経験や興味を活かして経理の仕事をしてみたい」

と思うようになりました。

しかし、私は大学を卒業してから土木職として働いた経験しかなく、経理は未経験。

しかもブランクもありました。

そこで、まずは派遣社員として働きながら、経理職に必要な知識を身につけることにしました。

その一つとして取得したのが簿記2です。

実際に求人を見ていると、簿記が「必須」だったり「歓迎」とされている求人も多く、

「未経験から経理を目指すなら、少しでも知識を身につけておきたい」

と思ったことも、簿記2級を取得した理由でした。

自己破産後でも賃貸住宅を借りることができた

仕事が決まると、次に考えたのが住まいです。

兄の家は郊外だったため、会社まで電車で1時間以上かかりました。

通勤ラッシュも大変だったため、会社の近くで一人暮らしをすることにしました。

そこで初めて「自己破産後に賃貸を借りられるのか」という問題に直面しました。

当時は派遣社員として働き始めてまだ2~3か月ほど。

さらに、自己破産の手続き中でした。

保証会社の審査には通りませんでしたが、仲介会社の方に事情を正直に説明したところ、大家さんが事情を理解してくださいました。

父が保証人になってくれたこともあり、最終的には賃貸契約をすることができました。

東京23区内のワンルームで、家賃は65,000円。

少し古いアパートでしたが、

「ここから自分の人生をやり直すんだ」

という気持ちで、新しい生活を始めました。

経理職へ転職

その後、簿記2級を取得し、派遣社員として経理事務の経験を積みました。

少しずつですが、自分が目指していた方向に進んでいる実感がありました。

そして、経理の実務経験を積んだ後、自己破産手続きが終わり、地元に戻って正社員の仕事を探すことにしました。

自己破産から正社員になるまで、3かかりました。

転職活動ではエージェントも利用しましたが、事務職は企業にとって利益を直接生み出す部署ではないため、求人自体が少なく競争率も高いと言われました。

そこで私は、気になる企業に直接アプローチできるWantedlyを利用。

ある小さな会社にメッセージを送ったところ、経営者の方と話が合い、とんとん拍子に話が進みました。

そして、正社員として採用していただくことができました。

自己破産から約3年後、今の夫に出会う

そして、同じ頃に現在の夫とも出会いました。

今の夫とは職場で出会いました。

価値観や人生観が似ていて、お金に関する考え方も近い人でした。

私が過去に離婚や自己破産を経験したことも、包み隠さず話しました。

それでも偏見を持つことなく受け入れてくれました。

「この人となら人生を楽しく過ごしていける」

そう思い、数年後結婚することになりました。

自己破産を経験したからといって、幸せな家庭を諦める必要はない。

私自身が身をもって経験したことです。

自己破産から約5年、クレジットカードを作る

自己破産後、私が「普通の生活に戻ってきた」と感じるきっかけの一つになったのが、クレジットカードでした。

自己破産後はしばらくクレジットカードを作ることができず、デビットカードなどを利用して生活していました。

そして自己破産から約5年後。

最初は消費者金融系のクレジットカードの審査に通り、そこからクレジットヒストリーを少しずつ積みました。

さらに半年後、以前審査に落ちたカード会社に再度申し込んだところ、今度は審査に通りました。

このときは本当に嬉しかったです。

「やっと普通の生活に戻ってきた」

と感じた瞬間でした。

子どもにも恵まれ、不動産投資も始める

その後、夫との間に2人の子どもにも恵まれました。

毎日忙しく、子育ては大変ですが、以前の私からは想像できない生活です。

その後、不動産投資も始めました。

そして最終的には、住宅ローンの審査にも通ることができました。

自己破産から約10年。

自己破産をした当時には、とても想像できなかった未来です。

私が「自己破産をあまり気にしなくなった」のはいつ?

実は、

「この日から気にならなくなった」

という明確なタイミングはありません。

少しずつ、少しずつです。

クレジットカードを作れるようになったとき、

「普通に買い物ができるようになった」

と思いました。

住宅ローンの審査に通り、マイホームで家族と生活しているときには、

「もう自己破産のことを気にしなくてもいいんだな」

と、さらに実感するようになりました。

そして今では、自己破産をしたこと自体を普段の生活で思い出すことはほとんどありません。

私の場合、自己破産から「普通の生活」まで約5

私の場合を簡単にまとめると、こんな流れでした。

自己破産から私に起きたこと
手続き中兄の家で生活
その後派遣社員として就職
1年ほど自己破産手続き完了
約3年正社員として就職・その後株式投資再開
約3年現在の夫と出会う
約5年クレジットカード取得
約5年〜再婚・その後子ども2人
その後不動産投資を始める
約10年住宅ローン審査に通過

もちろん、これは私の場合です。

自己破産後の生活がどのように進んでいくかは、収入、資産、債務の状況、仕事、家族構成などによって大きく変わります。

自己破産をしたら人生は終わり?

自己破産をした当時の私は、

「これからどうなってしまうんだろう」

と本当に不安でした。

でも、振り返ってみると、自己破産をしたからといって人生が終わったわけではありませんでした。

仕事を見つけることもできました。

賃貸住宅を借りることもできました。

正社員になることもできました。

再婚することもできました。

子どもを持つこともできました。

クレジットカードを作ることもできました。

そして、住宅ローンを組んで家族と暮らすこともできました。

もちろん、自己破産後には一定期間、不便に感じることもあります。

でも、それは一生続くものではありません。

私自身、少しずつ生活を立て直していく中で、いつの間にか「自己破産した人」という意識そのものがなくなっていました。

最後に

もし今、自己破産をして、

「これから普通の生活に戻れるのかな」

と不安になっている方がいたら、私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。

すぐにすべてを元通りにする必要はありません。

まずは仕事を見つける。

生活費を管理する。

少しずつ貯金する。

自分ができることを一つずつ増やしていく。

そうやって一歩ずつ進んでいけばいいと思います。

私も最初から今の生活を想像できていたわけではありません。

ただ、その時その時で「今できること」をやってきました。

そして気がつけば、自己破産から10年以上経った今、自己破産をしたことを思い出すことすらほとんどなくなりました。

人生は、一度の失敗で終わるものではない。

私は自分の経験を通して、そう思っています。

自己破産後の生活については、私自身の体験をシリーズでまとめています。クレジットカード、就職、賃貸、住宅ローン、スマホ契約などの記事も、ぜひあわせてご覧ください。

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