人生には、できれば経験したくなかったと思うことがあります。
私にもありました。
離婚。
自己破産。
仕事やお金のことで悩んだ時期。
そして、人生について大きく考えさせられる出来事。
「どうしてこんなことになったんだろう」
「これからどうやって生きていけばいいんだろう」
「もう人生は終わったんじゃないか」
そんなふうに思ったことも、一度や二度ではありません。
大きな失敗や苦しい出来事が続くと、前を向こうと思っても、そんなに簡単には気持ちを切り替えられません。
生きる意味を考えすぎて疲れてしまったり、何もする気になれなかったり。
私にも、そんな時期がありました。
それでも私は、少しずつ前を向けるようになりました。
今振り返ると、前向きになれた理由はいくつかあります。
1.家族や友人がいてくれた
一番大きかったのは、家族や友人の存在です。
自己破産をしたとき、私は自分の人生を自分で何とかしなければいけないと思っていました。
でも、実際には一人ではありませんでした。
家族は私を責めることなく、支えてくれました。
兄は弁護士を紹介してくれました。
そして、生活が落ち着くまで「一緒に住もう」と言ってくれました。
父も、その後の生活で支えてくれました。
離婚や自己破産を経験したことで、「人に頼ることは負けることではない」と初めて実感したような気がします。
もちろん、友人にも支えてもらいました。
何か特別なことをしてくれたわけではありません。
ただ話を聞いてくれたり、変わらず接してくれたり。
それだけで救われることがありました。
苦しいときに、自分の味方になってくれる人がいる。
それは、とても大きなことだと思います。
だから今でも、
「私は一人でここまで来たわけではない」
と思っています。
2.「いつか幸せになって、恩返ししたい」と思った
支えてもらったとき、私はこう思いました。
「いつか自分が幸せになったら、今度は私が誰かを支えられる人になりたい」
家族や友人にしてもらったことを、そのまま同じ人に返す必要はないと思っています。
自分が元気になったら、今度は別の誰かに優しくする。
困っている人がいたら、自分ができる範囲で助ける。
そんなふうに、誰かからもらったものを次の誰かにつないでいけばいい。
そう思うようになりました。
だから、私にとって「幸せになること」は、自分だけのためではありません。
支えてくれた人たちに、
「私は今、こんなふうに幸せに暮らしているよ」
と伝えられることも、一つの恩返しだと思っています。
3.自分の経験が、誰かの役に立つかもしれないと思った
もう一つ、前を向くきっかけになったのが、
「自分の経験も、いつか誰かの役に立つかもしれない」
と思えたことです。
自己破産をした当時は、自分の経験を人に話したいなんて思いませんでした。
恥ずかしかったですし、
「こんなことになった自分はダメな人間なんじゃないか」
と思ったこともありました。
でも、時間が経つにつれて考え方が変わりました。
もし、今まさに自己破産や離婚などで悩んでいる人がいたら。
「実際に経験した人が、その後どうなったのか」
を知るだけでも、少し安心できるかもしれない。
「人生が終わったと思ったけれど、その後も普通に生活できた人がいる」
と知れば、ほんの少しでも希望を持てるかもしれない。
そう考えるようになりました。
だから私は、自分の経験をブログやYouTubeでも発信しています。
もちろん、私の経験がすべての人に当てはまるわけではありません。
でも、
「こんな人生になってしまっても、その先はある」
という一つの例にはなれるかもしれない。
そう思っています。
4.子どもができて、「まだまだ生きたい」と思うようになった
そして、私の人生に大きな変化を与えてくれたのが、子どもたちです。
子どもが生まれると、自分だけの人生ではなくなります。
「この子たちが大きくなるところを見たい」
「一緒にいろんなところへ行きたい」
「いろんな経験をさせてあげたい」
そんな気持ちが強くなりました。
もちろん、親になったからといって、毎日が楽しいわけではありません。
疲れることもあります。
思い通りにならないこともたくさんあります。
それでも、子どもたちと過ごす時間は、私にとってかけがえのないものです。
だからこそ、
「まだまだ生きたい」
と思うようになりました。
5.人生どん底まで落ちたからこそ、「楽しんだもの勝ち」と思えるようになった
そして今の私が一番大切にしていることがあります。
それは、
「どうせ生きるなら、思いっきり楽しもう」
ということです。
人生で大きな失敗をしたとき、
「どうして私はこんな人生なんだろう」
と思っていました。
でも、どん底まで落ちた経験があるからこそ、
「だったら、ここからは楽しんだほうがいい」
と思えるようになりました。
人生は一度しかありません。
いつかやりたいと思っていることも、いつできるかは分かりません。
だから最近は、「いつか」と思っていることを、できるだけ先延ばししないようにしています。
家族で旅行に行く。
子どもと遊ぶ。
食べたいものを食べる。
行ってみたい場所に行く。
本を読む。
新しいことを経験する。
特別に大きなことじゃなくてもいい。
毎日の中に「楽しい」を少しずつ増やしていく。
それだけでも、人生は変わっていくと思っています。
「幸せになること」を諦めなくてよかった
過去の私は、
「こんなことになった自分は、もう幸せになれないんじゃないか」
と思っていたことがあります。
でも、今振り返ると、それは違いました。
離婚しても、その後に新しい家族ができました。
自己破産しても、仕事を見つけて生活を立て直すことができました。
お金について勉強し、投資を始めることもできました。
そして今では、家族と一緒に過ごす時間や、旅行などの経験を大切にできるようになりました。
もちろん、人生にはこれからも大変なことがあると思います。
何もかも順調に進む人生なんて、たぶんありません。
それでも、
「大変なことがあった=人生が終わる」ではない。
私は自分自身の人生を通して、それを実感しました。
人生がどん底のときに、無理に前向きにならなくてもいい
ここまで「前向きになれた理由」を書いてきましたが、
一つだけ伝えたいことがあります。
苦しいときに、無理に前向きにならなくてもいいと思っています。
「頑張らなきゃ」
「ポジティブにならなきゃ」
と思うほど、苦しくなることもあります。
何もしたくないときは、休んでもいい。
誰かに頼ってもいい。
泣いてもいい。
立ち止まってもいい。
私自身、すぐに立ち直ったわけではありません。
少し休んで、少し考えて、ほんの少しだけ動く。
その繰り返しでした。
だから今、人生がうまくいかなくて苦しんでいる人がいたら、
「早く前向きにならなきゃ」
と思わなくてもいいと思います。
まず今日を生きる。
それだけでも十分です。
せっかくもらった命なら、楽しんで生きたい
私がここまで生きてこられたのは、家族や友人に支えてもらったからです。
そして、
「いつか自分も幸せになって、誰かの力になりたい」
と思えたからです。
両親が私を生んでくれた。
せっかくもらった一つの命です。
だったら、
どうせ生きるなら、思いっきり楽しもう。
今はそう思っています。
人生で大きな失敗をしたからこそ分かったことがあります。
人生は、失敗したところで終わりではありません。
どん底まで落ちたとしても、そこから少しずつ這い上がることはできます。
そして、這い上がった先には、以前の自分には想像できなかった景色が待っていることもあります。
もし今、人生がうまくいかなくて苦しんでいる人がこの記事を読んでいるなら。
今は信じられなくても、
「この先、少しは楽しいことがあるかもしれない」
くらいに思ってもらえたら嬉しいです。
私自身、そう思えるようになるまで時間がかかりました。
だから焦らなくていい。
今日をなんとか乗り越えて、明日を迎える。
そして、少し元気になったら、小さな一歩を踏み出してみる。
それで十分だと思います。
人生は、思っているより長い。
だから私はこれからも、
楽しんだもの勝ち
くらいの気持ちで生きていきたいと思っています。


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