「自己破産をすると就職できない。」
そんなイメージを持っている方は少なくないと思います。
私自身も自己破産をした当時は、
「もう正社員にはなれないかもしれない。」
「履歴書や面接で自己破産のことを聞かれるのではないか。」
そんな不安を抱えていました。
しかし、実際にはそのようなことはありませんでした。
今回は、自己破産後の就職・転職について、私自身の体験をお話しします。
※この記事は私個人の体験です。職種や状況によって異なる場合がありますので、一つの体験談としてご覧ください。
結論、自己破産は就職・転職にほとんど影響しませんでした
私が自己破産を経験したあと、派遣社員も含めると3社で働きました。
その中で、
「自己破産したことがありますか?」
と聞かれたことは一度もありません。
採用後に自己破産したことが知られることもありませんでした。
自己破産をすると官報に掲載されます。
私も担当してくださった弁護士からその説明を受けたため、不安になりました。
しかし、実際には採用時に官報を確認されたこともなく、自己破産が仕事に影響したと感じたことは一度もありませんでした。
一時的に就けない職業はあります
ただし、一つだけ注意していただきたいことがあります。
自己破産の手続き中は、一部の職業に就くことが制限されます。
例えば、
- 弁護士
- 司法書士
- 税理士
- 公認会計士
- 警備員
などです。
ただ、この制限は一生続くものではありません。
一般的には、破産手続開始決定から免責許可が確定し、復権するまでの約4~6か月間です。
手続きが終われば、これらの職業に就くことも可能になります。
「これからどう生きるか」を考えるきっかけになった
自己破産は決して経験したくない出来事でした。
でも振り返ってみると、自分の人生を真剣に見つめ直すきっかけにもなりました。
「一人でも生活できる力を身につけたい。」
「この先、自分の力でしっかり稼げるようになりたい。」
そう考えるようになったのです。
未経験から経理職を目指すことを決意
私はもともと株式投資をしていて、企業の決算書を見ることが好きでした。
もっと数字に強くなりたい。
もっと会社のお金の流れを理解したい。
そんな思いから、経理職を目指すことを決めました。
とはいえ、簡単ではありませんでした。
大学卒業後は土木関係の仕事に就いていたため、経理の実務経験はゼロ。
さらにブランクもあり、未経験からの挑戦でした。
簿記2級を取得し、一歩ずつ経験を積んだ
いきなり経理職に就くのは難しいと思い、まずは一般事務の派遣社員として働き始めました。
その一方で、簿記2級の取得を目指しました。
資格があれば必ず就職できるとは思っていませんでしたが、未経験から経理職を目指す以上、少しでも知識を身につけたいという気持ちがありました。
また、実際に求人情報を見ても、「簿記資格必須」や「簿記資格保有者歓迎」と書かれている企業が多く、経理職を目指すなら取得しておいた方が有利だと感じたのです。
働きながら勉強を続け、無事に簿記2級を取得しました。
その後は経理事務の派遣社員として実務経験を積み、最終的には正社員として経理の仕事に就くことができました。
今振り返ると遠回りだったようにも思えます。
でも、その一歩一歩の積み重ねが、今の自分につながっています。
自己破産の影響はほとんど感じませんでした
就職活動を通して感じたのは、
自己破産そのものが原因で困ることは、ほとんどなかったということです。
もちろん、自己破産は人生の大きな出来事でした。
でも、それ以上に大切なのは、
「これからどう行動するか」
なのだと実感しました。
自己破産を経験して学んだこと
自己破産を経験したことで、
「自分の人生には自分で責任を持つこと」
そして、
「自分の力で収入を得られるようになること」
の大切さを改めて学びました。
あの経験があったからこそ、
「誰かに頼るのではなく、自分の力で生きていける力を身につけよう」
という意識が強くなりました。
資格を取り、経験を積み、一歩ずつ前へ進む。
その積み重ねが、自信にもつながっています。
今、就職や転職が不安な方へ
自己破産をすると、
「もう採用されないのではないか。」
そんな不安を抱えてしまうかもしれません。
私も同じでした。
でも実際には、
派遣社員として働き、
簿記2級を取得し、
経理の実務経験を積み、
希望していた経理職の正社員になることができました。
だから私は伝えたいです。
自己破産で人生が終わるわけではありません。
むしろ、自分の人生を見つめ直し、新しい目標に向かって努力するきっかけにもなります。
焦らなくても大丈夫です。
今できることを一つずつ積み重ねていけば、未来はきっと変えられます。
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