子どもたちに伝えたいお金のこと。自己破産を経験した私が伝えたい4つのこと

「お金は大切だよ」

子どもにそう伝えるのは、なんとなく難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。

私自身、子どものころに親から「お金の稼ぎ方」や「お金の使い方」「お金の増やし方」を教えてもらった記憶はありません。

昔は今以上に、

「子どもにお金の話をするものではない」

「お金の話をするのはいやらしい」

というような雰囲気もあったように思います。

でも、大人になって実際に生活してみると、お金と関わらない日はありません。

働いてお金を稼ぐ。

家賃や住宅ローンを払う。

食事をする。

洋服を買う。

子どもの教育費を払う。

旅行に行く。

将来のために貯める。

投資をする。

人生のさまざまな場面に、お金が関わっています。

だから私は、子どもたちにはできるだけ早いうちから、お金について考える習慣を身につけてほしいと思っています。

今回は、私自身の経験や失敗を踏まえて、子どもたちに伝えたいお金のことを書いてみます。

目次

①お金は大切なものであり、人生の選択肢を増やす手段

「お金があれば幸せになれるわけではない」

これは確かにその通りだと思います。

お金があっても、家族との関係がうまくいかなかったり、健康を失ったりすれば、それだけで幸せとは言えません。

私自身、病気を経験して、健康や家族、時間の大切さを強く感じるようになりました。

だから、

お金=幸せ

だとは思っていません。

でも一方で、

お金があることで、人生の選択肢を増やせる

ということも事実だと思っています。

例えば、仕事を辞めたいと思ったとき。

ある程度の貯蓄があれば、すぐに次の仕事が決まらなくても、少し時間をかけて考えることができます。

やってみたいことができたとき。

旅行に行く、資格を取る、勉強する、引っ越す、新しい仕事に挑戦する。

お金があれば、それを実行できる可能性が高くなります。

逆に、お金に余裕がなければ、

「本当はやってみたいけれど、お金がないから諦めよう」

ということも増えてしまいます。

だから私は子どもたちに、

お金を目的にするのではなく、自分の人生の選択肢を増やすための道具として考えてほしい

と思っています。

お金のためだけに人生を生きてほしいわけではありません。

自分がやりたいこと、大切にしたいことを選ぶために、お金という道具を上手に使える人になってほしいと思っています。

②お金についての知識を、できるだけ早く身につけてほしい

私は子どものころ、お金についてほとんど教えてもらいませんでした。

親から、

「どうやってお金を稼ぐのか」

「どうやってお金を管理するのか」

「どうやってお金を増やすのか」

といったことを教えてもらった記憶はありません。

でも今考えると、それってちょっと怖いことだと思うんです。

毎日使っているのに、何なのかよく分からない。

そんな状態で大人になってしまうからです。

大人になれば、自分で働いてお金を稼ぎ、生活費を払い、税金や社会保険料を支払い、貯金をしたり、場合によってはローンを組んだり、投資をしたりします。

それなのに、お金について何も知らないまま社会に出る。

私はこれをとても怖いことだと思っています。

私がお金について考えるきっかけになった本

私自身、お金について考えるようになったきっかけがあります。

大学生のころに読んだ、

『金持ち父さん貧乏父さん』

という本です。

この本を読んだときは、本当に衝撃でした。

それまで私は、

「働いて給料をもらう」

ということくらいしか、お金を増やす方法を考えたことがありませんでした。

でも本の中で、

  • 資産と負債という考え方 
  • お金に働いてもらうという考え方 
  • 給料以外の収入源を持つという考え方 

などを知りました。

もちろん、本に書かれている内容すべてをそのまま実践すればいいとは思っていません。

でも、

「お金について、こんなふうに考えることができるんだ」

と、自分の視野が大きく広がったことを覚えています。

私にとっては、お金について考えるきっかけになった一冊です。

子どもたちにも、いつか読んでほしいと思っています。

そして、本を読むだけでなく、実際の生活の中で一緒にお金について考えていきたいです。

③大切なお金の管理は、自分で責任を持ってほしい

これは、私自身の失敗から強く思っていることです。

私は過去に自己破産を経験しています。

その原因の一つになったのが、お金の管理を人に任せてしまったことでした。

当時の私は、元夫を信頼していました。

そのため、クレジットカードやキャッシュカード、暗証番号なども教えてしまっていました。

結果として、銀行口座のお金を使われたり、クレジットカードを限度額近くまで使われたりしました。

当時の私には、とても返済できるような金額ではありませんでした。

その後、私は自己破産をすることになりました。

もちろん、これは私自身の管理にも問題があったと思っています。

だからこそ、子どもたちには同じ経験をしてほしくありません。

「信頼しているから大丈夫」だけではなく、自分で責任をもって管理する

人を信頼することは悪いことではありません。

家族だから。

夫婦だから。

親しい友人だから。

「この人なら大丈夫」

と思うこともあるでしょう。

でも、

信頼することと、お金の管理を完全に任せることは別の話

だと思っています。

自分の銀行口座がどうなっているのか。

クレジットカードをどれくらい使っているのか。

毎月いくら収入があって、いくら支出があるのか。

借金はいくらあるのか。

契約内容はどうなっているのか。

こうしたことは、自分自身でも把握しておいてほしい。

私は自分の失敗を通して、そう強く感じるようになりました。

④お金を使うときは「投資・消費・浪費」を意識してほしい

お金を稼ぐ力を身につけることも大切です。

でも、せっかく稼いだお金も、使い方を間違えてしまえば、なかなか人生は豊かになりません。

そこで私は、お金を使うときに、

「これは投資?消費?浪費?」

と考えるようにしています。

投資

将来、自分に何らかの価値を返してくれるもの。

例えば、

  • 株式投資 
  • 不動産投資 
  • 資格や勉強 
  • スキルアップ 
  • 自分の経験を増やすこと 

などです。

もちろん、投資にはリスクがあります。

「お金を使えば必ず増える」という意味ではありません。

自分自身への学びや経験も含めて、「将来につながるお金の使い方」と考えています。

消費

生活するために必要なもの。

例えば、

  • 食費 
  • 家賃 
  • 光熱費 
  • 衣服 
  • 日用品 
  • 教育費 

などです。

消費は悪いことではありません。

生きていくためには必要なお金です。

浪費

必要以上のお金を使ってしまうこと。

例えば、

「セールだから」

「なんとなく欲しかったから」

「みんなが持っているから」

という理由だけで、必要以上に買ってしまう。

あるいは、自分の収入や資産状況に合わないものを無理して買う。

そういうお金の使い方は、私はなるべく減らしたいと思っています。

ただし、何を浪費と感じるかは人それぞれです。

自分にとっては価値のあるものが、他の人から見れば浪費に見えることもあります。

旅行や家族との経験なども、単純に「消費だから悪い」と考える必要はありません。

自分にとって本当に価値があるお金の使い方なのか

を考えることが大切だと思っています。

お金は「貯める」だけでも「使う」だけでもない

私は以前より、お金の使い方について考えるようになりました。

ただ貯めればいいわけでもありません。

かといって、今を楽しむために全部使ってしまうのも違う。

将来のために貯める。

必要なものには使う。

自分の成長のためにも使う。

家族との思い出にも使う。

そして、余裕があれば投資にも回す。

そのバランスを考えることが大切なのだと思っています。

子どもたちと一緒に、お金について考えていきたい

ここまで書いてきましたが、私はお金についてすべて分かっているわけではありません。

今でも勉強中です。

投資についても、家計管理についても、

「もっとこうすればよかったな」

と思うことはあります。

だから、子どもたちに一方的に教えるというより、

一緒に考えていきたい

と思っています。

例えば、子どもが欲しいものがあったとき、

「どうして欲しいの?」

「いくらするの?」

「今買う?」

「お小遣いを貯めて買う?」

と、一緒に考えてみる。

そうやって小さいころからお金に触れていけば、少しずつ「自分で考える力」が身についていくのではないかと思っています。

以前の記事でも書きましたが、我が家では子どもにお小遣いを渡し、その中で自分が欲しいものを買うという経験もさせています。

親が全部買ってあげるのではなく、

「限られたお金をどう使うかは自分で決める」

という経験も大切だと思っています。

お金に振り回されるのではなく、お金を人生に役立ててほしい

私が子どもたちに一番伝えたいのは、

「お金をたくさん持っている人になってほしい」ということではありません。

お金に振り回されるのではなく、

お金を自分の人生のために使える人になってほしい

ということです。

お金があるから幸せ。

お金がないから不幸。

そんな単純な話ではありません。

でも、お金について知っていることで、人生の選択肢は増やせます。

そして、自分のお金を自分で管理できれば、誰かに依存しすぎずに生きることもできます。

必要なところに使い、必要のないところでは使わない。

将来のために貯める。

自分の成長のために使う。

余裕ができたら投資する。

そんなふうに、お金を「人生を豊かにするための道具」として扱えるようになってほしいと思っています。

私もまだまだ勉強中。だから一緒に学びたい

私は自己破産という大きな失敗を経験しました。

だからこそ、お金について考えるようになりました。

もし自己破産を経験していなかったら、今ほどお金について真剣に考えていなかったかもしれません。

だから、子どもたちには、

「お金は大切だよ」

だけではなく、

「なぜ大切なのか」

「どう使えばいいのか」

「どう管理すればいいのか」

を、自分の経験も交えながら伝えていきたいと思っています。

もちろん、私自身もまだまだ勉強中です。

だからこそ、子どもたちと一緒に学んでいきたい。

そしていつか子どもたちが、自分のお金について自分で考え、自分の人生のために上手に使えるようになってくれたらいいなと思っています。

お金は人生の目的ではなく、人生の選択肢を増やすための道具。

私はそんなふうに、お金と付き合っていってほしいと思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次