私は学生時代から、会社員として働くことにあまり魅力を感じていませんでした。
その理由の一つは、父の姿を見ていたことです。
父は毎日、嫌そうな様子で仕事に出かけていました。
「仕事を辞めたい」と口にしながらも、家のローンがあり、私と兄を養わなければならない。そんな事情から、仕方なく働き続けているように見えました。
もちろん、私たちを不自由なく育て、大学まで行かせてくれたことには、とても感謝しています。
ただ、当時の私には、会社員として働くことに夢や希望を感じられませんでした。
そんなときに出会ったのが、『金持ち父さん貧乏父さん』という本です。
この本をきっかけに、お金や資産に働いてもらうという考え方を知り、私もいつかそちら側に行きたいと思うようになりました。
今回は、私が会社員として働きながら、給与以外の収入源を考えるようになった理由と、実際に取り組んできたことについてお話しします。
会社員として働くだけではない生き方を知った
『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで印象に残ったのは、自分が働いてお金を稼ぐだけでなく、お金や資産にも働いてもらうという考え方でした。
自分の時間を使って働き続けなければ収入が得られない状態だけではなく、資産やビジネスから収入を得る方法もある。
それを知ったことで、働き方やお金に対する考え方が大きく変わりました。
私も、いつかは自分が働くことだけに頼らず、収入を得られるようになりたい。
そう強く思うようになりました。
とはいえ、資産を持つためには元手が必要です。
学生だった私には、投資に回せるお金もありませんでした。
そこで、まずは会社員として働き、お金を貯めて投資を始めようと考えました。
会社員になること自体が夢だったわけではありませんが、将来の選択肢を増やすために、収入を得て資産をつくる手段として考えていたのです。
給与以外の収入源をつくろうと考えた
資産をつくるためには、まず元手を増やす必要があります。
毎月の給料から貯金し、投資に回していく。それが基本的な考え方でした。
ただ、給与だけで資産を増やすよりも、ほかの収入源があれば、もっと早く元手をつくれるのではないかと思うようになりました。
そこで考えたのが、給与以外の収入を得る方法です。
『金持ち父さん貧乏父さん』には、ビジネスオーナーという選択肢も出てきます。
自分でビジネスを持つという考え方にも興味を持ちましたが、従業員を雇い、組織を運営する姿は、当時の私にはあまりイメージできませんでした。
そこで、まずは個人でできるビジネスがないかを考え、いろいろなことを試してみることにしました。
その試行錯誤の中で、現在はブログや物販ビジネスにも取り組んでいます。
最初からうまくいったわけではありません。実際に試してみて、収入につながったものもあれば、思うようにいかなかったものもあります。
それでも、自分にできる方法を探し、少しずつ行動してきました。
物販で月60万円の利益が出ても、ずっと続くとは限らなかった
給与以外の収入源を持つことの意味を、実感する出来事もありました。
以前、物販ビジネスで月60万円の利益が出ていた時期がありました。
夫婦で工夫し、努力したことが収入につながるのは、うれしいことでした。
しかし、その後、出品していたECプラットフォームの規約が変更され、主力商品を販売できなくなってしまいました。
その結果、利益はほとんどなくなってしまったのです。
この経験から学んだのは、一つのビジネスで収入が得られていても、その状態がずっと続くとは限らないということです。
自分ではコントロールできない規約変更や、販売環境の変化によって、収入が大きく変わってしまうことがあります。
一つの収入源に頼りすぎることには、リスクがあると実感しました。
だからこそ、給与だけでなく、物販や不動産など、複数の収入源を持つことには意味があると考えています。
ただし、収入源が増えれば管理する手間も増えますし、それぞれにリスクもあります。数を増やすこと自体が目的なのではなく、無理なく続けられる形をつくることが大切だと思っています。
大腸がんステージ4と診断され、収入源を複数持つ意味を実感した
私が複数の収入源を持つことの意味を、さらに強く実感したのは、大腸がんステージ4と診断されたことでした。
治療や体調の波があり、以前のようにフルタイムで働くことが難しくなりました。
もし収入のすべてを会社からの給与に頼っていたら、働ける時間が減ることによって、生活への影響も大きくなっていたと思います。
現在は、不動産収入や物販など、給与以外の収入源もあります。
そのおかげで、働き方が変わっても、収入面で大きく困ることなく生活できています。
もちろん、どの収入源も絶対に安心というわけではありません。不動産には空室や修繕のリスクがありますし、物販にも販売環境の変化などがあります。
それでも、収入源が一つだけではないことが、私にとって心強い支えになっています。
将来、何が起こるかは誰にもわかりません。
病気や家庭の事情、会社の状況など、自分の努力だけではどうにもならないこともあります。
だからこそ、収入を得る方法を一つに限定せず、いくつかの選択肢を持っておくことは、生活を守るための備えにもなると感じています。
今は細い収入の柱を、少しずつ太くしている段階
現在の私は、複数の収入源を持っているものの、すべてが十分に大きな収入になっているわけではありません。
まだまだ細い柱を複数立てている段階です。
これからは、それぞれの収入源を少しずつ育て、柱を太くしていきたいと考えています。
そのためには、何でも手を出すのではなく、自分に合った方法を見極め、続けられる形にしていくことが大切だと思っています。
会社員として働きながら資産をつくることも、個人でビジネスに挑戦することも、すぐに大きな成果が出るとは限りません。
試してみて、失敗して、改善していく。その繰り返しです。
私自身、物販で大きな利益が出た経験もあれば、環境の変化によって収入がほとんどなくなった経験もあります。
それでも、挑戦したことで得られた経験や知識は、次の行動につながっています。
まとめ:収入源を増やすことは、将来の選択肢を増やすこと
私が会社員を続けながら給与以外の収入源を考えるようになったのは、学生時代に『金持ち父さん貧乏父さん』を読んだことがきっかけでした。
自分が働くだけでなく、お金や資産にも働いてもらう方法があると知り、給与以外の収入を得る方法を模索してきました。
物販では月60万円の利益が出た時期もありましたが、ECプラットフォームの規約変更によって、主力商品の販売ができなくなり、利益がほとんどなくなったこともあります。
さらに、大腸がんステージ4と診断され、フルタイムで働くことが難しくなったことで、収入源を複数持つことの大切さを実感しました。
今も、複数の収入の柱を少しずつ育てている途中です。
収入源を増やすことは、単にお金を多く稼ぐためだけではないと思っています。
自分の働き方が変わったとき、予想外の出来事が起きたときにも、生活を支える選択肢を持っておくこと。
それが、将来の自分を守ることにつながるのではないでしょうか。
私もこれから、一つひとつの収入源を育てながら、より柔軟に生きられる状態を目指していきたいと思っています。
この記事が、これからの働き方や収入について考えるきっかけになればうれしいです。


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