ステージ4のがんを宣告されても人生は終わらなかった。私が「今日を生きる」と決めた理由

「ステージ4です。」

医師からその言葉を聞いた瞬間、私の頭に真っ先に浮かんだのは「死」でした。

当時、子どもはまだ2歳と3歳。

「私がいなくなったら、この子たちはどうなるんだろう。」

それしか考えられませんでした。

でも、あの日から今日まで、私は「生きること」をあきらめずに過ごしています。

この記事では、ステージ4の大腸がんと診断されてから現在までのこと、そして今だから伝えたいことを書きたいと思います。

目次

がんが見つかったきっかけ

最初の異変は、便意があるのに便が出ず、代わりに粘液のようなものが出るようになったことでした。

「何かおかしい。」

そう思って病院を受診した結果、大腸がんが見つかりました。

振り返ってみると、約10か月前、妊娠中の会社の健康診断で便潜血検査が陽性となり、「要再検査」と言われていました。

しかし、

「妊婦健診もあるし、お腹も大きいし、今検査を受けるのは大変だな。」

そう思って、そのままにしてしまったのです。

もちろん、あの時検査を受けていれば結果が変わっていたかどうかは誰にもわかりません。

だからこそ今は、「後悔」ではなく、「体からのサインを見逃さないことの大切さ」を伝えたいと思っています。

ステージ4と告知されて最初に考えたこと

大腸がんステージ4。

当時調べた5年生存率は約25%。

数字を見た瞬間、「私は死ぬかもしれない」と思いました。

でも、自分のこと以上に心配だったのは子どもたちのことでした。

まだ幼い二人を残してしまうかもしれない。

夫はどうなるのだろう。

私に今できることは何だろう。

子どもたちに何を残せるだろう。

残された時間で何をしたいだろう。

そんなことばかり考えていました。

手術と治療で感じた現実

手術も抗がん剤治療も、大きな大学病院で受けました。

先生方は本当に親身に治療してくださいました。

今でも感謝の気持ちしかありません。

ただ、医師という立場上、最悪のケースもきちんと説明しなければなりません。

その説明を受けるたびに、心が折れそうになることもありました。

さらに、大きな病院は待ち時間も長く、周囲には同じように治療を受けている方がたくさんいます。

病院にいる時間が長いほど、

「私は病人なんだ。」

という現実を何度も突きつけられ、前向きな気持ちを保つことが難しい日もありました。

抗がん剤をやめるという決断

抗がん剤は想像以上につらいものでした。

一番つらかったのは、冷たいものが痛みに変わる副作用です。

冬に外へ出て風に当たるだけでも痛い。

水仕事をするだけでも激痛。

それ以外にも、

  • 手足のしびれ 
  • 吐き気 
  • 強い倦怠感 
  • 脱毛 

など、さまざまな副作用がありました。

抗がん剤を受けた後の約1週間はほとんど寝込んでしまいます。

次の1週間で少しずつ回復し、ようやく普通に過ごせるようになった頃には、また次の治療。

元気に過ごせるのは、3週間のうちわずか1週間ほどでした。

幼い子どもを育てながら続けるには、とても厳しい治療でした。

さらに、卵巣へ転移した後の抗がん剤は、完治を目指す治療ではなく延命が目的だと説明されました。

「抗がん剤を続けても3年もつかな。」

そう言われたとき、私は考えました。

治る見込みがないのであれば、副作用で苦しみ続けるよりも、家族と笑って過ごす時間を大切にしたい。

自分で納得できる人生を送りたい。

そう考え、抗がん剤をやめる決断をしました。

これは私自身が何度も悩み、家族とも話し合い、自分で選んだ答えです。

202510月には動けなくなる」と言われても

医師から、

抗がん剤をやめたら「2025年10月頃には動けなくなる可能性が非常に高いです。」

そう告げられました。

その時、私が思ったことは一つだけでした。

「絶対にそれ以上生きる。」

負けたくない。

まだやりたいことがある。

子どもたちの成長をもっと見たい。

その気持ちだけは、誰にも負けませんでした。

そして2026年現在、私はこうして仕事をし、ブログを書き、新しい目標に向かって挑戦しています。

もちろん、体調が良い日ばかりではありません。

それでも、一日一日を大切に生きています。

今だから伝えたいこと

病気になると、多くの選択を迫られます。

どんな治療を受けるのか。

どんな人生を送りたいのか。

先生は医学的に最善と思う選択肢を提示してくださいます。

そのことには心から感謝しています。

でも、副作用の苦しさや、自分が本当に望む人生は、自分自身にしかわかりません。

だから私は、自分で納得できる選択をすることを大切にしました。

これは治療を勧める話でも、やめることを勧める話でもありません。

大切なのは、「自分で考え、自分で納得して選ぶこと」だと思っています。

そして、これは病気のある人だけではありません。

私たちは誰も、いつ何が起こるかわかりません。

だからこそ、

今日会いたい人に会う。

今日やりたいことをやる。

家族と笑う時間を大切にする。

そんな当たり前の一日が、本当はとても尊いものなのだと私は病気を通して知りました。

もしこの記事を読んでくださっているあなたが今つらい状況にいるとしても、どうか今日という一日を大切にしてください。

未来のことは誰にもわかりません。

だからこそ、今日を大切に積み重ねた先に、自分らしい人生があると私は信じています。

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