子育てをしていると、
「これは危ないからやめておこう」
「こうしたほうがいいよ」
「こうすれば失敗しないよ」
と、ついつい先回りしてしまうことがあります。
親としては、子どもにできるだけ苦労してほしくない。
できれば失敗せず、順調に進んでほしい。
そう思ってしまうのは、自然なことだと思います。
私自身も、3歳と5歳の子どもを育てながら、日々そんなことを考えています。
でも、離婚や自己破産、転職、投資など、自分自身がいろいろな経験をしてきたからこそ、最近はこう思うようになりました。
「失敗しない人生」よりも、「失敗しても自分で立ち直れる人」になってほしい。
今日は、私が子どもたちに「失敗してもいい」と伝えたい理由について書いてみます。
私自身、たくさん失敗してきた
私はこれまで、決して順風満帆な人生を歩んできたわけではありません。
離婚を経験し、その後自己破産も経験しました。
自己破産手続き中は、貯金もほとんどなく、仕事もこれから探すという状態。
そこから派遣社員として働きながら簿記2級を取得し、経理職へ転職。
その後、正社員として働くようになり、再婚して子どもにも恵まれました。
そして現在は、家族との生活を大切にしながら、投資や資産形成についても考えています。
さらに、大腸がんステージ4という病気も経験しました。
振り返ってみると、人生の中で「こんなはずじゃなかった」と思うことは何度もありました。
でも、そのたびに考え、選択し、少しずつ前に進んできました。
だからこそ、子どもたちにも、
「失敗しないこと」ではなく、「失敗したあとにどうするか」が大切
だと伝えたいと思っています。
失敗から学べることはたくさんある
親になると、子どもが失敗しそうになると、つい助けたくなります。
転ばないように手を出したり、
「そっちじゃないよ」
と正解を教えたり。
私自身も、分かってはいてもついつい先回りしてしまいます。
「こうしたほうがいいよ」
と教えたほうが早いですし、子どもが困っている姿を見るのは親としてもつらいからです。
でも、失敗することでしか学べないこともあると思っています。
例えば、
自分でやってみる
↓
失敗する
↓
「なんでうまくいかなかったんだろう?」と考える
↓
次はやり方を変えてみる
この経験を繰り返すことで、自分で考える力が身についていくのではないでしょうか。
もちろん、他人に迷惑をかけたり、命や安全に関わったりすることは別です。
そこは親として止めるべきこともあります。
でも、それ以外のことであれば、できるだけ失敗する機会も与えてあげたいと思っています。
「失敗したこと」より「次はどうするか」を一緒に考えたい
子どもが失敗したとき、
「だから言ったでしょ」
と言ってしまうことがあります。
でも、それでは次に何をすればいいのかを考える機会がなくなってしまいます。
だから私は、
「どうしてこうなったんだろう?」
「次はどうしたらうまくいくかな?」
と、一緒に考えてあげられる親になりたいと思っています。
失敗を責めるのではなく、次に活かすための経験にしてほしい。
そして最終的には、親がいなくても自分で問題を解決できるようになってほしいと思っています。
困難に陥ったとき、自分で解決できる力をつけてほしい
私自身、自己破産を経験したときに感じたのは、
「誰かが何とかしてくれるわけではない」
ということでした。
もちろん、家族や弁護士さんなど、多くの人に助けてもらいました。
兄には「一緒に住もう」と言ってもらい、父には賃貸契約の保証人になってもらいました。
私は決して一人で立ち直ったわけではありません。
でも、最終的に自分の人生をどうするのかを決めるのは自分です。
仕事を探すのも、自分の生活を立て直すのも、自分。
だからこそ子どもたちにも、
困ったときに誰かに頼ることは大切。でも、自分でも解決策を考えられる人になってほしい
と思っています。
ただし、人生の節目ではアドバイスをしたい
「失敗してもいい」と思っている一方で、何も教えずにすべてを子どもに任せたいわけではありません。
ここは私自身の両親から受けた影響も大きいです。
私の両親は、良くも悪くも放任主義でした。
自分で何でも決められたことは、とても良かったと思っています。
一方で、
「人生の先輩として、もう少しアドバイスがあってもよかったのでは?」
と思うこともあります。
だから私は、子どもが人生の節目を迎えたときには、経験者としてアドバイスをしてあげたい。
ただし、押し付けるのではなく、選択肢を渡すようなアドバイスにしたいと思っています。
就職するときには、こんなことを伝えたい
例えば、子どもが就職するとき。
「一度職種を決めると、年齢が高くなったときに未経験職種への変更は簡単ではないよ。年齢が上がると即戦力を求められることも多いからね。
だから、そのことも知ったうえで、自分は何がしたいのか、どんな仕事をしたいのかをよく考えて決めてみてね。」
そんなふうに伝えたいです。
決めるのはあくまで子ども。
でも、親として知っていることは伝えてあげたいと思っています。
お金についても、自分の経験を伝えたい
私は自己破産を経験したからこそ、お金についても子どもたちに伝えたいことがたくさんあります。
例えば子どもがアルバイトを始めたとき。
「お金は働いて稼ぐだけじゃなくて、お金を増やす仕組みを作ることもできるんだよ。」
と伝えたい。
ただし、
「投資をやりなさい」
とは言いたくありません。
投資にはリスクがあります。
私自身も元夫のFXをきっかけに自己破産を経験しています。
だからこそ、
「投資という方法もある。でもリスクがあるから、興味があるならまずしっかり勉強して、自分で納得してから始めてね。」
と伝えたいです。
そして、
「ママが読んでよかったと思う本はこれだよ」
と、自分が学んできたものを紹介してあげたいと思っています。
最後に決めるのは子ども自身。
それでいいと思っています。
「どうやって稼ぐか」だけではなく「どうやったら喜んでもらえるか」
将来何がしたいのか分からず悩む時期もあると思います。
そんなときには、
「どうやったらお金を稼げるんだろう?」
だけではなく、
「どうやったら人に喜んでもらえるんだろう?」
と考えてみるのもいいんじゃないかな、と伝えたいです。
人の役に立ったり、悩みを解決したり、喜んでもらったりする。
その結果として「ありがとう」の対価としてお金をもらう。
仕事って、そういうものでもあると思うからです。
例えば、
「自分の得意なことで、人の役に立てることはないかな?」
と考えてみる。
小さなことでもいいと思います。
そこから自分の好きなことや得意なこと、将来やりたいことが見えてくるかもしれません。
親が正解を決めるのではなく、選択肢を渡したい
子どもには幸せになってほしい。
だからこそ、
「こっちのほうがいいよ」
「こうしなさい」
と言いたくなることもあります。
でも、親が考える正解と、子どもにとっての正解は違うかもしれません。
私自身も人生の中で、たくさんの選択をしてきました。
公務員を辞めたこと。
経理職を目指したこと。
簿記2級を取得したこと。
正社員になったこと。
投資を始めたこと。
再婚したこと。
そして、病気になったあと、これからの人生をどう生きるか考えたこと。
どれも「絶対にこれが正解だった」とは言い切れません。
でも、自分で考えて選んできたからこそ、今の人生があります。
だから子どもたちにも、自分の人生を自分で選んでほしいと思っています。
失敗しても、人生はやり直せる
私自身、離婚や自己破産を経験したときには、
「この先どうなるんだろう」
と不安でいっぱいでした。
でも、その後仕事を見つけ、資格を取得し、正社員になり、再婚し、子どもにも恵まれました。
自己破産から約10年後には住宅ローンを組み、マイホームで普通の日常生活を送ることもできました。
そして現在は、自己破産したことを思い出すこともほとんどありません。
人生には、思い通りにならないことがあります。
失敗することもあります。
大きな壁にぶつかることもあります。
でも、
「失敗した=人生が終わり」ではありません。
そこから考えて、学んで、また前に進むことができます。
だから子どもたちにも、
「失敗しても大丈夫。」
「困ったら一緒に考えよう。」
「でも最後は自分で考えて、自分の人生を選んでね。」
そんなことを伝えられる親になりたいと思っています。
子どもには「失敗しない人生」より「立ち直れる力」を
私が子どもたちに身につけてほしいのは、失敗しないための知識だけではありません。
失敗したときに、どうすればいいかを考える力。
困難にぶつかったとき、自分で解決策を探す力。
必要なときには人に助けを求める力。
そして、
自分の人生を自分で選ぶ力。
親としてできることは、子どもの人生を決めることではなく、必要なときに情報や選択肢を渡してあげることなのかもしれません。
私自身もまだ子育ての途中です。
ついつい先回りしてしまうこともあります。
それでも、子どもたちが失敗したときには「なぜ失敗したの?」と責めるのではなく、
「じゃあ、次はどうしてみようか?」
と一緒に考えられる親でありたいと思っています。
そしていつか子どもたちが大人になったとき、
「自分の人生は自分で決めていいんだ」
と思ってくれたら嬉しいです。


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